2017年を迎えて



昨年はいろいろなことがありました。

やりたいことがたくさんあり、目標もあちこちに移ってしまい
結局できたこととできなかったことがあります。

ちょっと振り返ってみます。

DAC2016作成
・実現しなかった
・PCM1792Aを使うのはもう少し先でもいいかも。
・リモコンだけ完成し、別用途で使っている。
・定電流回路の検討(トランジスタのみ)
  CRDも簡単に触ってみた。安定度はトランジスタのほうがよいようだ。
・5V電源
  完成しなかったが、次に引き継ぐ。

昨年はPCM1792Aを使ったシステムを構築するのが目標でした。
が、高周波ノイズが大量に出ることがわかったのと
PCM1792Aほどの電流が必要かあやしいのと、
電圧がオフセットして出るのにどう対応しようか悩んでいるのでちょっといったん置いておこうかと思います。

代わりに新年明けて、過去に作った(現在使っている)システムの改良と
このシステムの後継を作ろうと思い立ちました。

現在使っているのは、過去のページにある、PCM1704をベースにしたDACです。

CS8416(ハードモード)
PCM1704-J x2
OPA627AP

といった構成になっています。

ヘッドホンは
SRM-717(ヘッドホンドライバ)
SR-007A

となっております。


とりあえず今できる部分で改造してみました。
抜本的な改良はできませんが・・・。

改良点

 SRM-717のボリュームを使わないようにする(ダイレクトスイッチON)
 それにともない、DACの出力のゲインを下げる。(+可変できるようにする)
 出力をRCAからXLRに変更し、ゼンハイザーHD650もXLRで使えるようにする。

といったところです。
これ以降、私のシステムはすべてXLR端子で出力しようと思っています。
あと、配線が全部半田で基板や端子にくっついていましたが、
これはさすがによろしくないので、EHコネクタを使うということでこれも統一しようと思います。
出力はスピーカーは考えません。持っていないし。

といろいろ割り切って、作業!

DACのケースを久しぶりに開けて

1.電解コンデンサ耐圧25V1000uFを精神衛生上好ましくないので35V820uFに交換。
2.オペアンプ発振防止用の出力についていた50Ωを47uHに交換。
(そのままでは負荷が軽いときに発振するので負荷として390Ωを追加)
3.IV抵抗を1kΩから390Ωに変更するついでに配線を伸ばし、
4.ロータリースイッチを使って、更に低いゲインにできるようにした。
5.XLRコネクタに交換。

終了。

音が微妙に変わった気がするけど、どうなんだろう。
IV抵抗の値が変わったため、フィルタの値が変わってしまっているのが気になるけど
・・・・微妙ですよね。高域を落とせないのが。
まあ1000pFでも少なかったんだけど。

47uH(これも少々小さい)がついてるし、まあ、これつなぎだし。


とりあえず、PCのボリュームMAXにして、ヘッドホンドライバのゲインと、ヘッドホンの特性から
自分がどのくらいのレベルでいつも聞いていたかがわかってよかったです。

70〜80dBで聞いていたようです。
HD650のほうもほぼ同じでした。

にしても、このボリュームでの振幅ってすごく小さいですね。
振幅10〜20mVで十分な音が出ます。


今回の結論

音質に一番大きな影響を与えるのは、ボリューム。
音が大きいほど、いい音に聞こえる。


次回からは、PCM1704を使ったDACをもう一度作っていこうと思います。

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